便秘の原因はさまざまです。
特に腸に異常が認められないような場合には、機能性便秘と言って不適正な生活習慣が原因となっていることがほとんどです。
例えば、食事が不規則であったり、朝食を取らないことや食物繊維などの摂取量が不足しているあるいは、水分が足りないです。
食生活や生活環境の習慣は便秘の大きな原因になることが考えられます。
普段の生活の中で思い当たる点は、仕事や用事などを優先してついつい便意を我慢してしまうこと、運動不足が原因で腸の機能が低下しているなどです。
さらに仕事や普段の生活で起こる精神的なストレスによって自律神経のバランスが崩れてしまうことも原因の一つです。
この様な便秘を痙攣性便秘と言います。
特定の病気や持病から便秘になってしまうことも多くあります。
糖尿病・甲状腺機能低下・うつ病・膠原病・パーキンソン病などは便秘になりやすく、さらに処方される薬の服用によって、副作用から便秘になってしまいます。
その中でも抗コリン剤・三環系抗うつ剤・抗パーキンソン剤、などは特に注意が必要です。
サプリメントに含まれる鉄分なども摂取する量によっては便秘を引き起こす原因になってしまいます。
高齢者や女性が妊娠した後などに多いのが腹筋力の低下によることで起こる弛緩性便秘と言われるタイプです。
身体の内蔵が下垂ぎみの方や、長時間の立ち仕事の方は注意が必要です。
女性は男性に比べ、ホルモンの関係で便秘をなりやすく、特に妊娠中は便秘になって悩む女性が多くいらっしゃいます。
便秘は、自分の生活環境を整えて、便秘の原因が何か?を考えてみることがとても大切です。
便秘の症状は基本的に「便が出にくい、長期間にわたり排便がない」と言うことが最も一般的ですが、臨床的な分類での便秘のタイプは次の3つに分けることができます。
痙攣性便秘とは、腸部分がひきつり、特に大腸が緊張することにより便が肛門へ送られにくくなります。
通常は3日以内で治まることがほとんどですが小さくぽろぽろとした便が出るようになります。
弛緩性便秘とは、大腸の運動機能が低下し、力む力が弱くなるため内容物が肛門に送られず長時間溜まってしまう状態です。
直腸性便秘とは、外で働く女性に多く見られるタイプです。外ではなかなか思った時にトイレを使用することができません。便意を我慢することにより大腸の反射が弱まると便の排出が困難になります。肛門等の機能に問題がある場合や、その他便が硬くて出にくい状態なども見られます。
以上のような便秘の仕組みにより、実際に現れる症状は次のようなものです。
腹部の膨満感とお腹が張った状態です。
食欲不審や腹痛、肛門等に溜まった便に塞がれてガスが出にくくなり腹痛を引き起こします。
吐き気など腸の不活性により消化液が消化管に溜まることで吐き気を催します。
肌荒れやニキビ、シミも便秘により長時間便が腸内に留まることにより毒素が発生し、肌に悪影響を及ぼします。
頭痛やめまい、肩こりと言った自律神経の乱れによる症状も起きやすくなります。
また一見無関係に思えますが便の毒素によりアレルギーを誘発したり、乳がんや大腸がんの引き金になったりするケースもあります。

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